今年咲く花。

「カノン?」
と思わずききかえしてしまいました。
今年の二胡の発表会で
母がみなさんとともに演奏するというのです。
不思議な組み合わせでしょ。
その発表会の晴れ舞台用にコサージュを作り
本番の今日届けてきました。

総勢32名での「カノン」の演奏はとてもステキなものでした。
出だしの雰囲気は少し心もとないかんじもしましたが
先生の指揮によって少しずつしっかりとした音のまとまりになり
最後にはひとつの「祈り」すら感じさせるようなものとして
小さな会場に音がひろがってゆきました。

指揮する先生の髪と背中が揺れ
その手が表情豊かに振られ
ひたすら優しい笑顔で
生徒たちを元気づけるように見つめ続ける姿に
先生の温かい気持ちを感じました。
その気持ちに精一杯こたえるように
ひとつにまとまって行く音に感動しました。

母の出番が終わったらすぐ帰るつもりだったのに
なかなか席が立てませんでした。
グループで一人で
洋琴やピアノに合わせて堂々と演奏する
その誇らしげな姿は
「今年はこんな花が咲きました」
そう言ってそっと見せて下さってるようでした。

わたしもそうありたいと思いました。
去年より大輪そしてたくさん
そんな気負いが
ドキドキを呼んでしまったのかも。
どんな花が咲くのかはわかりませんけれど
今年咲く花を見ていただく
そんな気持ちで
楽しく植物を育てるみたいに
制作したいと思いました。

先生と生徒の二胡への愛
与えられた楽曲への愛
素敵な先生への愛
生徒が楽しく演奏することを支える先生の愛
演奏する様子をうれしく見つめるご家族やお友達の愛
古くて小さなホールは
そんなあたたかな気持ちに満たされ続け
やっぱり涙が止まらない午後でした。


満月ですね。
優しく輝く月が
アトリエの窓からも見えて
なんだかそっと
見守ってくれてるみたいです。

お月見も楽しみつつの
ステキな週末の夜で
ありますように。
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by miyoshimasako | 2009-10-04 20:22 | そんな一日。
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