最初の贈り物。

赤ちゃんが生まれると
名前をきくのが楽しみです。
そこにはいろいろな想いが
ぎっしりつまっているような気がします。
イメージとしては「月餅」。
ときに重かったり
大きかったり
甘かったり
こっていても
それは人生の最初に愛を注いでくれる人からの
仰々しいくらいの豪華な箱に
丁重に収められてる
最初で最大級の特別な贈り物。

パスポートのサインもひらがなですが
漢字だと「雅子」と書きます。
このクラシカルな名前は
キライではなかったけれど
テストの時には時間がかかるし
それほどの想いは抱いていなかったのに
あるとき出会った「西行花伝」という本の中で
流鏑馬の作法を通して「雅」というものについて
書かれた一文に感動し
想いが一変したのを覚えています。

的に当てることよりも
その弓のかまえかた、矢の放ち方といったプロセスや
その舞台で身につけるもの
そんなあれこれを楽しむ心の余裕が大事で
的にはあたってもあたらなくても
矢を射ることが楽しいのが「雅」な人だと。

「ステキな名前をつけてくれてありがとう」と
うるうるしながら実家に電話したら
「そんな意味もあったのね。」と
さらりとかわされましたけれど
意図されなくてもそこにあった
大きなチカラがそっと働いてくれたから
楽しく生きてこられた気がして
それは想いを込めて名付けてくれたその時に
愛があったからで
何よりステキな宝物だと
ずっと大切にすると
あらためて泣いたっけ
なんて
京都のお土産にいただいた
お菓子のパッケージに
そのひと文字を見つけ
想った朝でした。

この秋もそんな
ステキなきっかけをくれる本に
出会えますように。
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by miyoshimasako | 2009-10-09 09:20 | イトシイものたち。
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