うれしい脇役。

その方は
小さな葉っぱのトレイが
ランダムに並べてあるテーブルの前を
一度通り過ぎてから
また後戻りしてらして
ちょっと離れて行ったり来たりしつつ
目だけでそれを見ているようでした。
しばらくすると
そっと取り上げ
ツタの葉のカタチの
オリーブグリーンのトレイを二つ並べ
じっと見つめ
そして顔を上げ
「これを」と
やさしくそっと一つ
わたしの手のひらにのせて
下さいました。

お話をうかがったら
耳につける機械を
ご自宅ではずしては
よくなくしてしまい
困っていたところ
たまたまここを通りがかったら
この葉っぱに目がとまり
かわいくてやわらかくて
「ついほしくなってしまったよ」
「これはいいね」
とちょっとはにかむかんじで
やさしそうに微笑んで
話して下さいました。
父と同じくらいの年齢のそのおじさまは
小さな包みを丁寧に黒い鞄にしまい
「がんばってね」
とおっしゃって帰られました。
なんだかとってもうれしくて
お店なのにちょっとうるっときてしまいそうになるくらい。

お送りしたDMを大事そうに手帳にはさんでいらして下さったり
ここを見ていらして下さったり
数年前に松屋さんで出会って以来
毎年いらして下さる
そんな懐かしい方々との
親しい時間も過ごしつつ
別のご用事で水曜の百貨店にいらして
たまたま通りがかって目に入ったものを
気に入ってくださって
「つい」
買って下さる
そんな出会いも昨日は多かった一日でした。
その方の気持ちのスイッチを
どんな風に押したのかが知りたくなって
うかがっては
それぞれのステキなストーリーがそこにあって
そのストトーリーのちょっとした脇役に
このフェルトのものたちがなることを知り
また胸が一杯になる
オムニバス映画一本
撮れちゃいそうなくらい
たくさんのあたたかな想いを感じた
やっぱりステキな一日でした。
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by miyoshimasako | 2009-12-03 08:22 | フェルトな毎日。
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