写真集。

「見ていいですか」と
教室が終わったあとに
生徒さんにいわれたのは
アトリエの本棚にある
一冊の写真集でした。
北の国の女子修道院の
日々の暮らしを撮ったもの。
もうずっと以前から
並んでいるのに
そんなには見ていなくて
手に取るのも久しぶり。
うっすらつもったほこりを
羽根ぼうきではらって
おわたししました。

しばしページを繰った後
同じ名前の修道院のガレットが
おいしかったこと
どうやらそれは
ここではない場所にある
修道院で作られていること
そんなあれこれを
おしゃべりしました。

さよならをしてから
再び手にとり
何の気なしに開いた
そのページにあったのは
森が開けて
白い十字架がならぶ場所
その上のブルーグレイの空に
大きな虹の橋がかかる
美しい風景。

初めて見たはずはないのに
懐かしい想いと共に感じた
不思議な想い。
見おぼえのある風景のはてにあった
見たことのない風景を
見せていただいたような
気持ち。

わたしが見なかった間も
その中にひっそりとあり続けた
静謐な風景の数々と
まだ見ぬガレットに
こころ奪われています。

それにしても
いきなりさがった気温にも
また暑くなるらしいことにも
びっくりな一日でした。
これってなんだか
早めにやってきた
季節の変わり目なのかな。
あわただしい週末も
どうぞ元気に
すごせますように。
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by miyoshimasako | 2010-09-09 23:22 | イトシイものたち。
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