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松明堂ギャラリー

今日松明堂ギャラリーに行ってきました。
新聞でふと目にとまった「望月通陽・大輪真之二人展」が最終日だったので。
このギャラリーには4年前に古楽器の展示を見に行って以来。

とても、素敵でした。
望月さんのガラス絵やブロンズと、大輪さんの額がぴったり一体となって、
そこから静かな、でも力強い音楽がきこえてくるような作品となっていました。
ギャラリーの中にも音楽が流れ、静謐な空気の中、
ひとりの祈りの時をプレゼントしていただきました。

最後に握手して下さった大輪さんの手はとてもあたたかくやわらかで
この手からこの作品達はうまれたのかと思い、感動ひとしおでした。

寝坊して教会には行けなかったけれど、なによりの、クリスマスとなりました。

ギャラリーで見つけた自分へのクリスマスプレゼントは
望月さんの画文集「方舟に積むものは」(筑摩書房刊)。
ゼペットじいさんになりたいと願い、アトリエを方舟にたとえ、
秋の切なさとのつきあい方や、大好きなモランディの名前も出てきて、
わたしの心をすっきりと澄み切ったものにしてくれました。
忙しさにかまけて本から離れていたこの一年。
最後に最高の本に出会えました。

みなさんと、みなさんの大切なひとがいつまでもずっとしあわせでありますように。

メリークリスマス。

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by miyoshimasako | 2005-12-25 21:00 | フェルトな毎日。
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