朝、目が覚めてはじめに飲みたくなるのが、紅茶、に変わって、
私の中に秋が来たことを感じます。 今朝が、そのときでした。 好きなのはアールグレイ。 ときどきショウガを入れたりもします。 あっと言う間に夏が過ぎ去ってしまいました。 本当に暑い夏があったのか、それともあれは夢だったのか、 わからないくらい、過ぎてしまった夏の感触が薄いのでした。 7月に銀座にでかけたときにはウインドウに毛皮がディスプレイされていました。 9月になったとたん、伊東屋には来年の手帳が並びます。 これもまた、新たな季節感? それでも、実感、として季節を感じるのは、 夜の空気のにおいだったり、夕焼けの色だったり、 真夜中に桜の葉が散る時に立てる、カサッという小さな音とか。 そんな身のまわりの自然から。 そうそう、季節の変わり目にはいつもどういうわけか出会う生き物がいます。 今朝、ビーチサンダルに変わって、 庭に置きっぱなしにしているガーデンシューズをはこうとしたら、 先日の雨水がちゃぽちゃぽ入っていました。 水を出そうとさかさまにしたら、一緒にカエルが出てきてびっくり! カエルは庭に住んでいるらしくて、冬すっかり姿を消すギボウシと スズランの茂みの間に冬眠していているのをところを見たことがあります。 4、5年前の秋の終わり、風で庭に飛んできて雨にぬれた 小さな段ボールの切れ端を持ち上げた時に、 その下にちんまり丸まったカエルくんがいてびっくりして、 あわてて段ボールをもとにもどしたけれど、 翌日こっそりのぞいてみたらもういなくなっていました。 邪魔するつもりじゃなかったんだけれどなぁ・・・ でもあのカエルじゃないかも、今日のは小さかったし。 そういえば、3年前の同じ頃、やっぱりその頃はいていたガーデンシューズを はこうとさかさにして、枯れ葉や土を出そうとトントンとした時に、 ちいさなカエルが出てきたっけ。 あのときのカエルくんかも! 「わたしはこれからは長靴をはくので、どうぞ、家として使っていいよ」と、 伝えたつもりなんだけれど伝わってるかなぁ、 庭のメンバーは結構用心深いから・・・ カエルもトカゲもみみずも青虫も積極的に仲良くなりたい訳ではないけれど、 彼らがいてくれるのは全く構わないんだけどな。 ありんこたちもラストスパートなかんじで動き回っているし、 ミツバチも朝も早くからメドウセージの花の蜜をせっせと集めに来るし、 小さなトカゲもあっちいったりこっち行ったりして忙しそうにしています。 働き者の彼らを見ていると、 センチメンタルに黄昏れてばかりもしてる場合じゃないぞ、と、元気がでてきます。 今日の日差しは強くても、風も空の色も、もうすっかり秋です。 追記 この夜、息子が帰ってきてドアをあけたら、圧倒的なキンモクセイの香り。 代々木上原でも、阿佐ヶ谷でも、この日にキンモクセイが香りはじめたと知り、 とっても不思議な気分。 2006年のキンモクセイ初日、でした。
by miyoshimasako
| 2006-09-20 12:59
| イトシイものたち。
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ごあいさつ
はじめまして。
みよしまさこです。 1996年の夏 知人の山荘で、フェルトに出会いました。 はじめての感触。 懐かしいにおい。 そこからわたしの Feltwonderland を巡る旅が始まりました。 途中モンゴルや モロッコにも 楽しい寄り道を しましたっけ。 寒い冬の日、 東京に生まれました。 本と、お絵描きと、 デパ地下のそば打ち実演を見るのが大好きな子どもでした。 東京の吉祥寺にある 欅並木の美しい大学の 文学部を卒業後 百貨店、広告代理店勤務を経て 子育ての中で出会ったのが、フェルトでした。 「量は質を生む」 という画家の言葉を胸に ひとり手探りで作り続け 2001年リビングデザインセンターOZONEでのクラフト展をきっかけに 徐々に仕事のかたちが作られてまいりました。 まわりにいるひとや 出会ったすべてのひとの やさしい さりげない 時にはきびしい でもいつもあたたかい たくさんの手に守られて 今日まで歩いてくることができました。 「SHEEPS`」というのはわたしが勝手に作った言葉です。 英語の「SHEEP」は 1匹でも100匹でも 変わらず「SHEEP」。 でもそれではなんだか あんまりな気がして わたしに毛を分けてくれる羊一匹一匹への ありがとうの気持ちも込めて「S」をつけ アポストロフィー「’」は 屋号を表すと同時に フェルトの作業の 全てがそこから始まる 小さくちぎった羊毛の ひとかけらも表しています。 さりげなくて でもちょっと楽しい そんなものたちを作りたいと思っています。 あなたの毎日を ほんの少しでも あたためられたらと 願っています。 ・・・・・・・・・・・ NHK文化センター青山と 都下の自宅にて、 教室をしております。 出張の講習会や ワークショップも 承っています。 手仕事はちょっと苦手 なんて思ってらした方も ご心配はいりません。 手作りの楽しさを お伝えできたらと 思っています。 *NHK文化センター 青山教室の詳細は www.nhk-cul.co.jp/school/aoyama/ でご覧頂けます。 作るものは カテゴリー「教室でつくるものたち」で全てではありませんが ご覧いただくことが できます。 青山教室は1月期から 若干名ですが お申し込みも可能です。 ご希望の方は どうぞお早めに お問い合わせ下さいましたら うれしいです。 *自宅教室についてなど お問い合わせは miyoshimasako@excite.co.jp までお願い致します。 *携帯電話やスマートフォンからのメールは パソコンからのメールを受信できる設定にして お送り下さるとありがたいです。 *以前のアドレスにお送り下さる場合はタイトルにお名前をおつけ下さいますようお願い致します。タイトルの無いものは削除させていただくことがありますのでご了承ください。 *おすすめの羊毛店は 山梨/吉祥寺 「アナンダ」 *twitterしています。 カテゴリ
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