ギフト。

「その手はギフトだからね。」
フェルトの仕事を始めて間もない頃、友人に言われた言葉を
今日、ふと思い出しました。
生まれてくる時、神様から誰もがひとつづつ必ず渡されている、
そのひとだけの特別なものが、ギフトだと。
「だから、大切にしなくちゃいけないの」

「自分に与えられた義務を喜びとともに果たすことで、
自分以外のひとに喜びを与えることができる仕事を、天職というのよ」
と言ったのはロシアの高名なバレリーナ。
ギフトに気付き、それをいかせるチャンスにめぐまれると、天職に出会えるのかも。
フェルト製作がひょっとして私の天職だったらいいのにな、と思うけれど、
まだまだ「喜びを与える」というより、
わたしの方が「与えられている」と感じることの多い毎日。

「ギフト」であるところの大事な「手」は、
かぼちゃ切り損ねてけがしたり、ガラスさして手術したり、
壁にぶつけて骨にひびいれたり、ガーデニングでマメつぶしたりしても、
パンをこねたり、餃子包んだり、マッサージしたり、修理したり、
そして、一日せっけんまみれでフェルトの作業をしても疲れなくて、
やっぱり、大活躍。

いずれにせよわたしの暮らしを楽しく豊かにしてくれる「ギフト」には違いなく、
今は、今日の精一杯の仕事で誰かに喜んでもらえたら、ほんとうにうれしい。
大切にしなくちゃ、と、あらためて思ったのでした。
いつの日か、あのバレリーナのように胸をはって、
これが天職、と言える日が来ますように。
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by miyoshimasako | 2006-02-10 01:33 | イトシイものたち。
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