あたたかな毎日でありますように。

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寒い冬の日に生まれたせいか、
あたたかいかんじのするものが好きです。
フェルトは、見てもふれてもあたたかい。
そういうところに魅かれたのかもしれません。
いろいろな素材がある中で、羊毛が好きな理由のひとつは、
素材を分けてもらったあとでも羊たちは生きてる、ということ。
そのあたたかさの理由のひとつは、そこにあるんじゃないかって思っています。
だからわたしが作っているこの瞬間も、
遠くの地で元気にしてるかな、って思うだけで、
楽しい気持ちになります。
そんな風に時を重ねてきた2008年も、
もうすぐ終わりです。

この一年。
いろいろなことがありました。
そのひとつひとつに意味があったのだと思います。
明るさに満ちた日々にも、
消えてしまいたいほどの悲しみにも。
そのすべてを抱えて、年を越そうと思います。


先日、仕事の打ち合わせで初めてモロッコの羊毛と出会いました。
モロッコの羊毛は、主にお肉にしたあとに残された羊の毛なんだそうです。
だから、かの地には、その毛がとにかくたくさんあるらしいのです。
もちろん毛だけを刈ったものもあるそうですが、
無駄無く命のすべてを使い尽くすという文化に感動しました。
ほんの数頭ずつという単位で、農家で大切に育てられた、羊。
一度洗いをかけてはあるけれど、細かい草みたいなかけらなどが混じっています。
もそもそごわごわした手ざわりですし、色も長さもまちまちで、
いつものものとはちょっと違うかんじ。
動物の匂いも残っていますが、でもわたしはこの匂いが好き。
羊毛をほぐし、ゴミを取り除き、計り、丁寧にちぎって並べ、
石鹸液をかけ、こすって、縮めて、濯いで、成形。
手を通して強く鮮やかに感じる、モロッコの羊たちの毎日。
そしてでき上がったものの放つ、
今までに感じたことのない質感に驚かされました。
今、こうやってまた初めてのことに出会えた幸せに、
感謝の気持ちで、胸が一杯になりました。


今日の日まで読んで下さったみなさま、
そしてコメントをお寄せ下さったみなさま、
ほんとうにありがとうございました。

2009年。
毎日の更新とはいかないかもしれませんが、
あらたに始まる Feltwonderland での日々をお伝えできたらうれしいです。
また、ここで、読んで頂けることを楽しみにしています。
これからも、どうぞよろしくおねがいいたします。

寒さに向かう季節でも、
みなさまの毎日は、あたたかでありますように。
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by miyoshimasako | 2008-12-30 10:10 | フェルトな毎日。
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